- 現 職
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- 略 歴
- 法学部 → ベンチャーキャピタル
- 留学先
- Harvard Business School, MBA
神山財団第10期の田中佑馬です。20代で総合商社、VC、スタートアップ起業を経験し、中長期的な視点でキャリアを考える機会としてMBAに応募し、Harvard Business SchoolのMBA Programに留学しております。また、ありがたくご縁があって、神山財団の奨学生になることができました。
私は創業したスタートアップを不本意な形で離れ、自分自身のキャリアパスについて非常に悩んでいるときに神山財団に応募しました。合格後の懇親会では、同期のみならず、先輩奨学生の方やアドバイザーの方に初めてお会いして、皆様の目標の大きさ、明確さ、そして実際に実現させようとしている行動力に圧倒されっぱなしだったことを覚えています。
それと同時に、私が悩んでいることもいち早く察知 (バレた) していただき、現状に合わせたフィードバックや応援のメッセージをたくさん頂戴しました。神山財団の懐の深さを実感するとともに、非常に楽しみな気持ちでMBA留学に旅立ちました。
留学開始以降も、財団のコミュニティーには、一言では言い表せないほどお世話になっています。特に、毎年の合宿と、同期との繋がりは神山財団ならではの特徴で、応募要項からは伝わらない大きな魅力です。
1) 「このままでいいのか」と振り返りの機会を与えてくれる合宿
留学前から「HBSは授業が大変らしいね」と様々な方から言われ、渡航後にこれを実感しました。MBAというジェネラリストを養成するプログラムであり、必修の多さで有名な学校であることに加えて、事前課題をこなしていかないと90名の同級生の前で恥をかくCase Methodの授業準備、同級生との交流イベントなど、全てをこなしていると、文字通り「忙殺」され、目に見えた成果を実感しないまま日々を過ごしてしまいそうになっていました。
その日々の中で、毎年11月の合宿ではそれまでの学校生活について発表し、フィードバックを受ける、貴重な機会が提供されています。一度立ち止まって振り返ることで、自分自身の留学生活の優先順位を考えるとともに、他の奨学生がどの様に過ごしているのか、2年生の先輩がどの様な立ち位置にいるのかを知ることができ、身近なロールモデルの存在に気がつかされました。奨学生やアドバイザーの皆様と短期間ながら直接、膝を付き合わせて議論を重ねることで、何でも相談し合える関係性を作ることが出来ています。
2) 他分野の将来的なリーダーとの交流
10期はMBAに通っているメンバーは少数派で、教育学、公衆衛生といった全く馴染みのない分野で活躍している同期が太宗を占めています。自分と同年代の方々の活躍は刺激になるだけでなく、新たなコミュニティーとして大切な友達にもなっています。Mid Careerに差し掛かり、若手とも言えない中で、同じく成長の機会を求めて渡航しているメンバーは、似た志を持つ仲間であり、一生の友達と思っています。
これから申し込みを検討される方も、今年合格されて出発を控えている皆様も、こういった神山財団の「人間臭い」部分をぜひ楽しみにしていただき、一緒に頑張りましょう!