- 現 職
- D-matcha株式会社 代表取締役社長
- 略 歴
- 農学部 → 会社経営
- 留学先
- Babson College, MBA
はじめまして、私は2017年にBabson CollegeのMBAプログラムを修了しました。留学前は、外資戦略コンサルの後、代表取締役として某菓子製造販売業の経営再建に従事してきました。海外で闘える日本の食ビジネスを創りたいという長年の構想を実現するため、自身の視野を海外に広げること、Globalな人材をmanageするスキルを得ることを目的とし、国際色豊かでentrepreneurshipで定評のあるBabsonのMBAで学ぶことを選択しました。現在は京都で抹茶を主軸とした事業を展開しています。
神山財団の奨学金プログラムは、起業家精神を大事にし、世の中を良く変えたいという強い理念の実現を持つ学生を支援しています。具体的には、海外留学に対する金銭的支援、財団メンバーの方々を始めとする起業家とのネットワーク、そして様々なバックグラウンド及び専攻を主とする奨学生同士の交流の機会が得られます。特に後半2点については、他では得難い、当財団ならではの特徴だと思いますので、詳細を記載致します。
(起業家とのネットワーク)
在学中に起業をする計画している私にとって、神山さんを始めとする経験豊富な財団メンバーの方から、具体的なアドバイスを頂けることが貴重な機会です。財団のメンバーの方々は、起業家、VC、ファンドマネージャーなど、専門性も多岐に亘るので様々な観点からご意見頂けます。例えば、神山さんが創業されたマクニカにおける、ベンチャー起業から大企業へとなっていく過程での困難やその解決策などについて、食事をしながら仔細を1対1で聞けたりします。さらに、財団での定期的な会議は、自身の起業計画のBlush upにおける良いベンチマークとなっています。
また、年に1回ある研修(今年はシリコンバレー)では、シリコンバレーのシリアルアントレプレナーやVCの方に会って話を伺うことができ、財団のネットワークを改めて実感するとともに、新たな刺激を得られました。
(奨学生同士の交流)
神山財団の奨学生は、経営だけでなく、政治、建築の分野を専攻する学生もおり、そのバックグラウンドもコンサル、金融、メーカ、広告、建築などなど、多岐に渡ります。私は、MBAにいるのですが、特に政治や建築の方の話は、また普段と角度が異なることもあり、自身の視野を広げる貴重な機会です。奨学生は、バックグラウンドこそ違えど、皆、謙虚で一生懸命です。貴重な友人を得られる良い機会だと実感しております。
神山財団は同じ学年だけでなく、縦の繋がりも今後さらに増えてますます貴重な場となっていくと思います。これから受験生の皆さんが留学希望先に合格され、神山財団の奨学生としてネットワークに加わっていただくことを心待ちにしています。