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安藤沙彩香 Ayaka Ando

芸術支援プログラム 第9期生
東北芸術工科大学大学院出身
日本画専攻

1995年東京都生まれ。2022年東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業、2024年同大学院芸術文化専攻複合芸術研究領域終了。学部から日本美術院に入選し、現在日本美術院研究会員。神山財団9期生、新田奨学金奨学生、令和5年度吉野石膏美術復興財団助成採択。写生をする際に得る自然に憑依し一体となる感覚を、花や鳥を主題とし、日本画特有の平面生と装飾性を用いて描いている。

〈受賞歴〉
2019 「アートオリンピア 2019 学生部門」佳作
   「雪梁舎フィレンツェ賞展」入選
2020 「第38回上野の森美術館大賞展」入選
   「第74回春の院展」初入選(’22’23’24)
2021「再興第106回院展」入選(’23)
2022「東北芸術工科大学 終了制作展」優秀賞
   「佐藤太清公募美術展」入選
〈個展〉
2023「-やさしい音-」(ぎゃらりぃ朋/銀座)
2025「レスポワール展」(銀座スルガ台画廊/銀座)

(地域プロジェクト)
2021「第29回母乳シンポジウム」医療学会 作品提供

(Public Collection)
山形市役所

安藤沙彩香の作品画像 贈り物
安藤沙彩香の作品画像 陽春
安藤沙彩香の作品画像 月夜に
安藤沙彩香の作品画像 melt

このコミュニティーで得られたものは私にとって大きく、大切

こんにちは。神山財団9期生の安藤沙彩香と申します。院展という日本の公募団体を中心に、写生をする際に得る自然に憑依し一体となる感覚を、花や鳥を主題として、日本画特有の平面生と装飾性を用いて描いています。
2022年の夏に神山財団奨学生の8期生として採択いただき、およそ1年半が経ちました。まだ決して長いとは言えない期間ですが、このコミュニティーで得られたものは私にとって大きく、大切です。

神山財団では、同じ時期に奨学生になった他校の学生さんだけでなく、歴代の奨学生の皆様と分け隔てなく情報交換する場を盛んに設けてくださいます。これは、財団に応募させていただく前には全く想像していませんでした。
SNSや雑誌といった媒体でよく目にする憧れの先輩方が、どのように作品と向き合って制作されているか、良い意味で砕けてお話を聞くことができます。どの先輩方も優しくお話ししてくださるので、大学院を卒業された後の活動がイメージしやすくなります。

また、大学院を卒業すると、制作するだけでなくお金や場所についても自分で管理していかなければなりません。神山財団の勉強会では事務局の方々が毎度、奨学生の皆様がどんな情報を得る機会を欲しているか、表現が広がるかを常に考えて企画をしてくださいます。自分では目が届きづらいことも、勉強会の機会を設けてくださるおかげで、自分でどのように作家活動していくか計画が組み立てやすくなります。まだ私も入って間もないので、次の企画もとても楽しみにしています。

皆様とお会いできるのを楽しみにしていますね!